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■ 宮城県とトラックの関係

宮城県の県庁所在地は仙台市です。東は太平洋、西は奥羽山脈に接していて広大な平野部があります。東北地方で最も人口が多い県となっていますが、２００５年の2,360,218人をピークに人口は減少しています。 　「杜の都・仙台」として知られている仙台市には県全体の人口の約４５％が集中しており、プライメイトシティとして京都府についで全国二番目の一極集中都市といえます。 　１９００年頃には旧侍屋敷の緑や周囲の丘陵地の森林等、仙台城の天守台からは緑豊かな景色を楽しむことが出来ました。これに加えて１９７０年代に仙台市の市街地の街路樹は、市電の廃止後中央分離帯に植樹がされたり歩道を広げて植樹され、より緑豊かな仙台市の景観が作られました。 　宮城県といえば米どころとして有名で、ササニシキやひとめぼれ等の品種が生産されています。 　また世界三大漁場の三陸沖漁場に近いため全国屈指の水揚げ量を誇っています。 　新鮮な海の幸に加えて畜産や農業も盛んで、ブランド牛として知られる仙台牛などが有名です。 　仙台発祥の牛たん焼きは名物として人気があります。郷土料理としては伝統工芸品の仙台箪笥のお膳に盛り付ける仙台箪笥膳や、焼いたハゼの出汁で作る仙台雑煮などがあります。 　製造業では製紙や水産加工業が盛んで、石油石炭製品の工場が仙台港周辺に集中しています。 　また国の伝統工芸品に指定されている宮城伝統こけしや鳴子漆器なども有名です。 　宮城県の観光地といえば日本三景の松島が浮かぶ方も多いと思います。２６０余りの島々が見せる景観の美しさや、伊達家ゆかりの歴史遺産に何度も足を運ぶ方も多いそうです。日の出や日没、またライトアップや花火など、四季折々の自然がとても美しいと評判です。 　また金の産地として有名だった三陸エリアは、奈良時代から砂金が産出されていました。平内沢産金遺跡では、古い時代の砂金堀の跡がはっきりとみてわかります。 　９種類もの源泉が湧き出している鳴子温泉。豊かな自然に恵まれた温泉郷はもみじの名所として名高い鳴子峡や間けつ泉があり、１０００年をこえる歴史のある温泉として、源義経や松尾芭蕉にちなんだ名所旧跡や古道などが数多く残されているそうです。 　そして城下町として知られる白石や、スキー場が有名な蔵王等見所が沢山あります。 　仙台の七夕まつりは毎年８月に行われる東北三大祭の１つです。街が華やかな七夕飾りに彩られ期間中は無料のコンサートなどが開かれます。 　四季折々の景色と共に１年を通して楽しめる名所が満載の宮城県。 　宮城県の観光PRのためのホームページでは、画像や動画を多用した名産品や名所の紹介をしています。旅行をする際に是非参考にしてみてください。 　宮城県では２０１１年３月１１日の東日本大震災の復興の為、緊急支援物資の輸送や瓦礫の撤去・除去、建築資材の搬入などトラック輸送の需要が非常に多くなりました。 　宮城県牡鹿半島の東南東沖130kmの海底を震源として発生した地震により、津波がおき地盤沈下やダムの決壊等広範囲にわたる被害があり、各種ライフラインも寸断されるなど壊滅的な被害がありました。 　特に震災直後には物資不足に加えて、トラック輸送のための燃料の不足や燃料費の高騰などの問題もありました。 　社団法人宮城県トラック協会では、被災した事業者の経営の安定をはかる為に融資事業を実施しました。 　震災後１年で転出者が増加し、住民基本台帳に基づく人口移動調査年報の概要（２０１１年１２月末現在）では、１年間で２万２１１７人（▲０．９５％）減少しました。転入者数は１２万１３６６人で、転入者数から転出者数を差し引いた社会増減数は、６２０９人（▲０．２７％）の減少となりました。（宮城県発表） 　これは震災の影響による物も大きいと考えられています。 　宮城県では沿岸部を中心に大きなな被害を受け阪神淡路大震災を上回る死者を出しました。 　復興へ向けた道のりを着実に歩んでいる宮城県。ガレキの処理や建築資材の運搬など、復興へ向けてまだまだ多くのトラック輸送需要が見込まれています。