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石川
■ 石川県とトラックの関係
石川県は日本海側の北陸地方に位置し、県庁所在地は金沢市です。 県北部は日本海に向かって突き出た能登半島となっていて、県全体の海岸線の総延長は約５８０kmにもなります。 １９９５年の1,180,068人をピークに人口は減少しはじめ、２０１０年には1,170,040人となりました。 県庁所在地である金沢市には、国の出先機関や金融・企業の支店などの中枢機能が集中しており、行政面・経済面において北陸３県の中核的な存在になっています。 東京・大阪・名古屋等の大都市部へのアクセスがいいのも特徴です。 農業や水産業などの他に工業も盛んで、１人当たりの生産用機械器具製造業出荷額は全国１位となっています。 石川県は江戸時代（１６０３-１８６７）に花開いた、「加賀百万石文化」が現在にも受け継がれている文化県としても知られています。 江戸時代の加賀藩は学問や文芸等を奨励しており、城下町の金沢を中心にとして伝統文化が興隆し現在に受け継がれています。 金沢市では能楽の加賀宝生や織物の染色技法である加賀友禅、蒔絵を施した金沢漆器、茶道具に用いられる大樋焼などが伝っています。 また輪島市の輪島塗や加賀地方の九谷焼など、芸術性がとても高い伝統技術が継承されており伝統工芸品として有名です。 石川県を訪れる観光客は２０１０年で約2,150万人おり、兼六園や金沢城跡公園、和倉温泉や山代温泉・山中温泉等が人気を集めています。 兼六園は江戸時代の回遊林泉式庭園の特徴を、今日に残している代表的な名園と言われていて、水戸の偕楽園・岡山の後楽園とともに日本の三名園と称されています。 約１７０年を費やして築庭され、四季折々の美しさが楽しめると評判です。 北陸で唯一の海の温泉として知られる和倉温泉は、豊富な湯量と豊かな自然、そして目の前の海の幸を楽しめる、心身ともにくつろぐことの出来る温泉です。 千里浜なぎさドライブウェイは全長約８kmに渡る波打ち際を、車で走行することが出来る、国内でも珍しい砂浜道路です。 千里浜は砂の粒子が細かく、大型バスやトラックでもラクラク通行できる硬い砂浜です。 石川県では大きな地震や繊細の被害が無く、独自の文化や建築物が現在でも数多く残っています。 歴史の面影を残しつつ、一方では近代的な街づくりも進んでいます。 武家屋敷や古きよき建築物も多く見所も沢山あるので、日帰りではなく宿泊してゆっくりと観光を楽しむ方も多いそうです。 またインターネットの発達で、おとりよせや通信販売の利用が増え、石川県の名産品である工芸品や食品などの需要が高まっています。 宅配便のサービスが向上し、時間指定やクール便代引きなどが利用できるようになったことも理由の１つです。 身近なトラック輸送である宅配便は、取り扱い数が年々増え続けており今後の増加も見込まれています。 これは石川県に限らず全国のトラック輸送についていえることでもあります。 社団法人石川県トラック協会では、トラック引きレースを開催しています。 参加チームはチームワークと力自慢を競って、力をあわせてトラックを引きます。 これは県民にトラック輸送や物流をより身近に感じてもらうと共に、トラック業界が交通安全や環境保全に取り組んでいる現状や、災害時におけるトラック輸送の役割や重要性について、理解と関心を深めてもらうことを目的としたイベントで、青年部が２００５年から主催してります。 レースは５名が１チームとなって、１０ｔトラックを３０ｍ引っ張ってタイムを競います。 交通安全に関するイベントなどは多くありますが、こういった形のＰＲ活動は全国でも珍しく、地域参加型イベントとして根付いていってほしいですね。