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■ 茨城県とトラックの関係

茨城県の県庁所在地は水戸市です。 　関東地方の北東にあり東に太平洋があります。 　琵琶湖についで全国で２位の広さを誇る霞ヶ浦があり、八溝山地等自然豊かな県でもあります。 　県の人口は2,952,750人（２０１２年２月１日）で、農業生産額が北海道についで全国で２位（２００８年）、ピーマン・メロン・なしが全国で１位の出荷量となっており、米の生産量が全国で５位、野菜の生産量が全国で３位と農業が非常に盛んな県です。 　また太平洋に面しているので漁業も盛んで、首都圏へのアクセスが良いので、都心をはじめとした関東近郊の食料を支えています。 　偕楽園（水戸市）や霞ヶ浦などの名所も多く、特に梅の見所としても有名な快楽炎は、水戸徳川家第9代藩主徳川斉昭が造園の構想を練り、武士以外の者の入園は初めは神官・修験・僧侶など宗教関係者に限られていました。徐々に一般の庶民も入園をすることが出来るようになりましたが、他国の者の入園は許されていなかったそうです。 　８月には水戸黄門祭りが水戸市内で行われ、神輿や花火を観に多くの観光客が訪れます。 　霞ヶ浦は琵琶湖についで全国２位の大きさで、ワカサギ・シラウオ・コイ・フナ・ウナギ等多様な魚が捕れます。 　漁獲量は年々減少していますが鯉の養殖などが行われています。釣りや水上オートバイなどの水上レジャーの他、遊覧船も運行されています。 　水戸といえば県庁所在地ですが、納豆のイメージが強い方も多いのではないでしょうか？ 　これは茨城県が納豆の生産数が日本一であり、土産物としても売られていることもあります。 　また毎年３月１０日（水戸の日）に「納豆早食い大会」が開催されていることでも知られています。ご飯と一緒というイメージの強い納豆ですが、この大会では納豆をそのまま早食いします。ニュースで紹介された場面を見たことがある方も多いのではないでしょうか？ 　茨城県には納豆を使ったお菓子や納豆を使った料理など、納豆の産地ならではのお土産物やレシピが多数存在します。納豆を使った料理を食べることが出来るお店も多いので、納豆が好きな方は是非試してみてください。ご家庭でアレンジした納豆料理を作るきっかけになるかもしれません。 　県の南部では筑波研究学園都市や首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスが整備され、都心からのアクセスもよくなっていますが人口は緩やかに減少しています。 　県の北部では鹿嶋市・神栖市には鹿島臨海工業地帯があり、約１６０の企業、2万2000人の従業員を擁しており、茨城県下最大の工業集積を誇っています。 　鉄鋼や石油化学などが集中している他、近隣には火力発電所や風力発電所が多くあります。 　都心部へのアクセスがよく、主要の農業の出荷でトラック輸送を利用する他にも、工業化がすすめられているのでトラック輸送の需要が安定しています。 　社団法人茨城県トラック協会のホームページでは、トラックのための休憩所「トラックステーション」が紹介されています。駐車可能台数や食堂の有無もあり、運転中はこまめに休憩を取ることを心がけたい物ですよね。近隣を運転する際には是非参考にしてみてください。 　また茨城県は２０１１年３月１１日に起きた、東日本大震災では震源地の福島に近く非常に大きな被害を受けました。 　緊急避難物資の輸送にトラックが活躍した他にも、倒壊したり津波で被害にあった家屋も多くガレキの撤去に多くのトラックが利用されました。 　その他に福島第一原子力発電所の原発事故による放射能漏洩の為に、放射能を取り除く除染作業が必要な地域も多く、切り落とした木々や掘り起こした土砂等を運ぶ必要があります。 　除染作業は福島第一原子力発電所の原発事故の収束まで続くとみられており、除染作業の為のトラック輸送の需要が今後も継続的に見込まれています。