中古トラックの【キントラ】ホーム|キンドリ|セルフローダーの特徴って?どんな車両を運べるのか?
車両や重機、建築機材を運ぶために使用されるセルフローダーは、さまざまな車種に対応できる設計となっており、さまざまな作業現場で荷卸しから運搬まで幅広く活躍しています。 ここでは、セルフローダーの特徴から使用方法まで詳しくご紹介します。
セルフローダーは、主に建設・土木工事で重機などの運搬に使うトラックを指します。 運転席後部に装備されたジャッキで荷台を傾斜させ、重機などの積み込み、積み下ろしをすることができます。 荷台スライドタイプのセルフローダーには油圧シリンダーが使用されており、自走運転で車両を積み込めるよう、車体を持ち上げるのではなく、荷台に緩やかな傾斜をつけることで乗せられるよう工夫されています。 また、セルフローダーには、搭載物を持ち上げるウインチがついており、完全に自走できない車両の積み下ろしや個縛を行うことができます。 セルフローダーに乗せる車両には、フォークリフトやホイールローダー、ブルドーザーなど自力で公道を走行できないものもあります。 三菱重工業と株式会社タダノが共同開発し、1993年の販売開始以降に順調に販売数を伸ばした結果、現在では走行速度が遅い車両や重機を運搬するために広く使われています。
セルフローダーの特徴として、さまざまな車種に対応した設計であること、運転時には通常のトラックとして走行できることの2点があげられます。 そのため、荷卸しが必要な作業現場へ、一般道や高速道路を利用してスムーズに向かうことが可能です。 作業現場に到着したセルフローダーは、荷台に装備されている「油圧ジャッキ」「スライド荷台」「道坂」、この3つの機能で荷卸しと運搬を行います。 作業現場は足場が不安定である場合も多く、安全性に重点を置いた低底仕様のセルフローダーも活躍しています。
セルフローダーを運転する際には、重量などによって特殊な免許や資格が求められます。 最低でも、普通自動車1種免許は必要です。 自動車運搬用として自動車ディーラーや修理工場でも幅広く使われている小型のセルフローダーだと、普通自動車1種免許のみで運転可能です。 この場合、重量が5t未満で積載量が3t未満のセルフローダーに該当します。 セルフローダーの重量が5tを超えると、普通自動車1種免許だけでは運転ができず、中型限定免許や大型免許が必要です。 重量が8t未満で、積載量が5t未満、あるいは重量が5tから8tで、積載量が3tから6.5tの場合、中型(8t)免許が必要です。 さらに重量が11t以上で、積載量が6.5t以上の場合は大型免許が必要になります。作業現場でウィンチを使用するためには、別途ウィンチの資格を取得しておく必要があります。
セルフローダーを使用する際は、最低限以下の2点に注意が必要です。 まずはスライドキャリアを下ろすことを考慮し、スペースを確保してから作業を開始しなければなりません。 また、積み込む重機の大きさや重さによってはさらにスペースが必要になります。 セルフローダーに車両や重機を積み上げてからも、荷台から搭載物がはみ出していないかチェックしましょう。荷台の長さに対して10分の1以上はみ出すと、交通法に違反してしまう場合があります。 これは一般仕様のセルフローダーであっても例外ではありません。 建設・土木工事で重機などの運搬に活用できるセルフローダー。 その特徴を押さえ、効果的に活用しましょう。