滋賀県は近畿地方の内陸に位置し、県内には日本で最大の面積を持つ琵琶湖を有する都道府県です。 琵琶湖が県の大部分を占めているようにも思われますが、実際には琵琶湖が占める割合は県の6分の1程度であり、最も多い面積は山林部が占め、比叡山や伊吹山といった近畿の名山が数多く存在しています。 琵琶湖は京阪神の水源として非常に重要な役割を果たしており、上水道として利用する約1400万人の生活を支えています。また生態系においても固有種が存在する豊かな湖として知られており、独自の伝統漁法が発達してきました。しかし近年、本来は琵琶湖に生存していないブラックバスやブルーギルといった外来種の生息により固有種の数が減少し、漁獲高へも多大な影響を及ぼしています。 琵琶湖及び周辺ではイベント等も開催されており、夏の風物詩として有名なびわ湖大花火大会やびわ湖大津夏まつり等、県内外から多くの人を集める観光地となっています。 歴史的な建築物であり国宝にも指定されている彦根城は、琵琶湖から直接水を引き込んだお堀の中に、金の亀がいたという言い伝えから、別名金亀城(こんきじょう)とも呼ばれており、姫路城などと共に名城に数えられています。近年では、彦根市のマスコットキャラであるひこにゃんが、築城400年祭のイメージキャラクターとして登場し、人気を博しています。 滋賀県の特産品としては、高級黒毛和牛として知られる近江牛(おうみうし)や、郷土料理である鮒寿司(ふなずし)、赤こんにゃくといった名産品があります。他にも玄関先などに飾られる、愛嬌のある信楽焼のたぬきもお土産として人気があります。 【滋賀県出身の著名人・有名人】 山崎 まさよし(歌手) 西川 貴教(歌手) 松居 一代(俳優) 烏丸 せつこ(俳優)